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理屈にこだわる

人のためを思って一生懸命やったことが、良い結果に結びつかないと本当にがっかりする。自分のしたことが、状況によって無駄になってしまうのは仕方ないことだと思う。でもそのことで誰かに迷惑をかけたり、かえって事態を紛糾させたりすることがあると、とても悲しく思うし、やりきれない気持ちになる。

ひさしぶりにひどく落ち込んだ気分で、今日は一日仕事が手につかなかった。いろいろと考え詰めていくと、結局は自分の問題に行き着く。結局、自分の裁量も考えず、余計なことにいつも首を突っ込んでしまうから、こういう状況に追い込まれてしまうのだ。中途半端にしかできないことは、最初から何もしない方が良かったりもするのだ。今までも何度も痛い目にあって、その度にそう思うのだけど‥‥。また懲りずに、いろんなことに手を出してしまう。本当にダメな人間だなぁと、自分で思う。もう少しやり方を考えなければ。

複数の人が共に仕事をしていくためには、いかにして互いの合意をつくり出していくかが、一番大事な作業だ。会社の中でも、学校の教室の中でも、友人グループの中でも、家族の中でも。合意形成のためには、理屈と筋道に沿った話し込みが必要だ。その手続きを踏まないで、ただその時々の気分や雰囲気で人を束ねていくと、人の集団というものは時折奇妙な暴走を始めることがある。集団形成にそぐわない人達を排除したり、集団内の強者が弱者に対して暴力(「言葉」を含めて、いろんな形で)をふるったり・・・。その不幸な暴走を防ぐためには、やはり合意形成のための話し込みの作業が不可欠なんだと思う。

理屈と筋道を唱え続けるのは、とても大変なことでエネルギーがいる。周囲の動向に合わせてのらりくらりとやっていれば、周りから叩かれたり孤立することもない。でも私は思うのだけど、所謂「事なかれ主義」の無責任な態度が、世界のいろんな深刻な問題の根本に横たわっているんじゃないだろうか。そしてそういう風潮が、近頃の私たちの社会でますます広がっているように思えてならない。問題の根は、私たちの極身近なところにあるんだと思う。理屈にこだわり続ける勇気を持ちたい。