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分かち合う

近頃道を歩いていて、ときどきため息をついてしまう。いい歳のおっさんがため息ついてるのは気持ち悪いからやめようと思うのだけど、ふとまた、ため息ついてしまう。

人と一緒に仕事をしていると、人がどんどん信じられなくなってしまうようで、そんな自分が嫌で前の会社を辞めた。でも一人で仕事始めても、人と関係を持ちながら仕事することに変わりがないのだから、結局状況は何も変わらない。自分の身を守ることばかりを考えてる人が多すぎて、ときどきやりきれなくなってしまう。

少し前のことになるけど、『少女の髪どめ』というイラン映画のチラシに綴ってあった監督の言葉が、とても美しく、印象に残ったので書き留めておく。

---「少女の髪どめ」は過去30年に渡ってイランで生活してきたアフガン難民の一端を示しています。私たちは人種や肌の色に関係なく、みんな人間という存在なのではありませんか?
ですから、もしも世界のどこかで罪のない人々が害を被るようなことがあれば、私たちはその痛みをみんなで分かち合うべきです。
愛にはあらゆる境界線を超える力があります。世界が戦争ではなく、愛によって支配される日を夢見ようではありませんか。
---マジッド・マジディ

お互いに奪い合うのではなく、苦しいこともうれしいことも、お互いに分かち合うこと。自分だけのことに完結しない。そういう考え方がとても大事なんだと思う。皆がそういう地平に立てれば、私たちの世界はもっと豊かになるんだと思う。