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末娘の失敗


No.012

『末娘の失敗』18×36cm(顔彩、カラーインク)1997年
 

食事はまず前菜から始まった。次いで素晴らしい鮒の蒸し焼きの大皿が運ばれた(少なくも見かけはそうとしか思えなかった)。

ところがそれを取り分けようとした途端、魚がみんな窓から飛び出して、家の下を流れる川の中に入ってしまった。中の一尾は、しばらく窓ガラスに貼りついて残っていたが、やがて澄んだ水の中の仲間に追いついた。仰天した人々の目の前で、ソースは分解し、お皿の熱はこっそり蒸釜の中へ戻っていった、行きがけに、父親と正客の手にちょいと火傷させることを忘れずに。

----おまえ恥ずかしくないか?」こう父親が娘にむきつけに言った、客が帰るのを待って。すると娘は、顔をエプロンに隠すのであった。

シュペルヴィエル.作『少女』より