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グラフィックデザイナー&イラストレーター、横山ひろあきの雑記帳です。日々の出来事や想いを気ままにつづっています。

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(カテゴリー:小旅行・ちょっと遠出)

バルト三国の旅(その16)

16.「ラトビア・リガの中央市場」
 
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宿に荷物を置いて、最初に向かったのはリガの中央市場。この古い駅舎のような大きな建物が中央市場。写真に写ってる3棟と,向こう側にもう1棟あって、その全部が市場になっているのです。なんと巨大な市場なんでしょう。
 
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市場は、その国の台所事情を映し出す鏡。こういう場所を見て回るのはたまらなく楽しい体験。私にとっては、はじめて見る海外の市場の風景に、興奮せずにはいられません。。あっちへこっちへと、カメラを持って一人で歩き回ってしまいました。
 
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リガの中央市場は、様々な食材とたくさんの買い物客で賑わっています。バルト三国のイメージとして漠然と想像していたのとはまったく違って、かつて旧ソ連に支配された過酷な時代からは完全に脱却し、国力は刻々と大きく成長しているのでしょう。市場の豊かな情景と人々の活気ある表情を見ていると、バルトの国々の明るい未来を感じました。
 
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屋内の市場は、食材毎に建物とエリアが分類されていて、各売り場は無数の店舗がひしめき合っています。ひとつひとつ足を止めて見ていくとキリがありません。
 
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途中で見かけた惣菜類。なんだかよくわからないけど、みんな美味しそう。
 
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色鮮やかすぎる野菜たち。はじめて見るものもいろいろ。
 
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そしてとても印象的だったのが、鮮魚のエリアがとても充実していたこと。海に面した国々なので、当然ながら魚は大事な食資源だと思うですが、日本の市場のようにこんな風に生魚がたくさん並んでいる光景は、ちょっと不思議な感じがしました。
 
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とはいえ、やはり魚は薫製等に加工して食べることが多いようです。本当にたくさんの種類の薫製があって、元の魚の種類が想像できないものもありました。長細い形の魚の薫製が、まるでフランスパンのように立てて並べてある光景が面白かった。
 
市場には食べ物だけでなく、日用品も売っています。
 
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こんな面白いディスプレイも見かけました(笑)。ストッキングをこうして見せれば、確かにわかりやすいですよね。あと、巨大なパンツ(女性もの)とかも普通にも売ってました。ロシアサイズかな??
 
市場は、売っている物だけでなく、そこでの人同士の人間臭いやり取りや、人の表情を見ているのもすごく楽しい。その土地の人たちの生活を、肌で感じることができます。
 
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市場全体はすごく広くって、全部をちゃんと見て回ると半日くらいかかってしまいそうです。ざっと見ただけでも歩き疲れたので、少し遅めのランチがてら市場の中の売店で軽食とビールをいただきました。ラトビアでの最初のビール。。
 
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エストニアのビールと負けないくらい、ラトビアのビールもうまい!!(つづく)

バルト三国の旅(その15)

15.「エストニアのタリンから、ラトビアのリガへ」
 
バルト三国の旅、四日目の朝。窓の外は冷たい小雨。
夢のように楽しかったタリンでの二日間が終わってしまい、ここを離れてしまうのが何とも寂しく感じてしまいます...。まだ見ていないところ、もっと見ていたかったところ、たくさんあったのに。旧市街は割と小さなエリアなので、一日あれば余裕でひと通り見て回れると旅行記に書いてる人が多かったけど、私にとっては全然時間が足りなかった。もしもまたエストニアへ来る機会があったら、その時はゆっくり滞在してみたいと思う。後ろ髪ひかれつつも、朝早めにチェックアウトをすませて宿を出ました。
 
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旧市街を一歩出ると、こんな風に普通の街並が広がっています。旧市街の中の世界があまりにも日常の景観とは違っていたので、城壁の外に出てアスファルトの道路と四角い建物を見た時、ひどく殺風景なものに感じてしまいました。バス停でトラムを待っている間、外気がすごく冷たかったのと、タリンを離れることの切なさが、余計にそんな風に感じさせてしまったのかもしれません。
 
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トラムの切符。またきっといつかここに戻って来れるように、願を込めてこのチケットを大事に持ち帰りました。今も財布の中にしまっています。
 
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タリンのバスのターミナルまでは旧市街から少し離れていて、トラムに載って7〜8分くらいかかったでしょうか。歩くと結構な距離です。バスターミナルはこんな風にぽつんと住宅地に建っていて、周りにはお店とかほとんどありません。ターミナルの中も、とてもこじんまりとしたスペースで、待ち合いの席も少なめ。
 
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そうそう。ここで素敵な出会いがありました。出発までここでカップ珈琲を飲みながら時間をつぶしていたのですが、ふと日本語の会話が後ろの方で聞こえてきたので振り返ったら、日本人のご夫婦と娘さんがいらっしゃいました。私たちと同じく、リガ行きのバスを待っているとのこと。ご主人はとても物腰柔らかく、そして世界中いろんな国を旅してる方で、内戦終結直後のユーゴに行ったときの体験など、バスに乗ってからもいろいろと楽しい話を聞かせていただきました。埼玉にお住まいとのことでしたので、またいつかどこかでお会いできる日があればと願ってます。
 
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売店のビール。こういうところを覗くと、その土地でどのビールがメジャーなのか知ることができて楽しい。SakuのoriginalとHele、A . Le Coq、Alexander 。だいたいこの三銘柄はどこでもあるようです。一通り飲んでやっぱり一番美味しいのはSakuのビール!それにしても、500mlの缶で、1.17ユーロ=約120円って、安すぎますね。。
 
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リガ行きのバスは、いくつかの運行会社があるようですが、私たちが利用したのは「Lux Express(http://www.luxexpress.eu/)」というバス。まったく期待していなかったのだけど、このバスの中がすごくきれいで充実した設備でびっくりでした。コーヒー等のドリンクは飲み放題。無線Wifiも使えます。もちろんトイレ付き。リガまで4時間程かかりましたが、途中で休憩も入るし、とっても快適な旅でした。
 
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国境のゲート跡です。現在ではまったく使われていないようで人影も見当たりません。陸路でのはじめての国境越えでしたが、何事もなくあっけなく通過。EU圏内なのでパスポートチェックがないのは当然なのだけど、あまりにもあっさりと国境越えをしてしまって、なんとなくちょっと残念なような...(笑)
 
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タリンからリガまで、海岸に沿った道を走っていくのですが、車窓から見える景色はずっとこんな風景。バルト三国の西側は高い山がないらしく、延々と緑の平野が続いています。あまりにも変化がなくて、ずっと見てると猛烈な睡魔が襲ってきます...。
 
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途中一度だけ鉄道の列車を見かけました。バルト三国での長距離移動は、バスを利用するのが基本的なのだそうです。主要都市を結ぶ列車もあるようですが、路線や本数が少なくて、経路によっては思ったように旅の日程が組めなかったりするみたいです。
 
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リガ市内に入ると、少しずつ車道に車が増えてきました。所々に歴史を感じる建物が見え始めて、ついにラトビアに来たんだと胸が高まります。。
 
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そしてリガのバスターミナルに到着!タリンよりは大きなバスターミナルでしたが、周りの景色はかなり素っ気ない感じで最初ちょっと面食らいます。右に見える建物は有名な中央市場。タリンを出たのが9時半くらいで、リガに到着したのは午後1時半くらい。この頃には、朝の冷たい雨が嘘だったように、空はきれいに晴れ渡っていました。少し南下しただけなのに、ラトビアの太陽はエストニアよりもずっと明るく、あたたかに感じます。
 
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まずは荷物を置きに行きたかったので、すぐに宿を目指しました。予約していたホステルは市街地の中心からは少し外れたところにあって、15分くらい歩いたでしょうか。地図を見ながら歩いたら、今回は迷うことなく宿を見つけることができました。しっかし重たい荷物を引きずってやっと辿り着いたと思ったら、受付は2階。エレベーターはなし。そして私たちの部屋はさらに二つ上の階...。そこまで荷物を持ち上げていくのがホントに大変でした。まぁ、安さで選んだ宿なので、贅沢なことは言えません。。
 
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私たちが泊まった宿は、Central Hostel (http://www.centralhostel.lv/)。
3人部屋で、一人一泊10ユーロ=1000円という驚きの安さ(笑)。もちろんホテルのようなサービスは求められませんが、部屋も館内もきれいでしたし、フロントの方の対応もフレンドリーで、素泊まりの宿としては不自由に感じることはなかったです。「とにかく安いことが第1条件!」という方にはおすすめしたい宿でしたよ。(つづく)

バルト三国の旅(その14)

14.「ふとっちょマルガレータ、そしてタリン旧市街の幻想的な夜」
 
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展望台を降りてきた頃には、もういつの間にか夕刻時。暗くなってしまう前にと、急いで旧市街北側のエリアに向かいました。旧市街の北端には、「スール・ランナ門」と「ふとっちょマルガレータ」と呼ばれる有名な砲塔があります。
 
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この横に広がった丸い建物が「ふとっちょマルガレータ」。昔ここは牢獄として使われていた時代があって、そこで給仕をしていた太ったおかみさんの名前が「マルガレータ」だったのだそうです。建物の愛称として名前を残されるなんて、それほどまでに愛すべき人柄だったのか、それとも牢獄を連想させるくらい恐い人だったのか、さてどっちだったんでしょうね?
 
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現在では、ふとっちょマルガレータは海洋博物館になっているのですが、残念ながらこの日は閉館していました。建物の中に入ってみたかったのに、残念...。
 
この日の晩ご飯は、前日に歩いたカタリーナ通りにある「KLOOSTRI AIT」というレストランに行くことにしました。このお店はガイドに載っていないのですが、現在ラトビア在住の日本人の方に教えていただたのです。扉のガラス窓から中を覗くと、客は地元の人ばかり...?という雰囲気で、正直すごく躊躇したのだけど、思いきって入ってみました。

★KLOOSTRI AIT→http://www.kloostriait.ee/(すごく素敵なHPです!)
 
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店内は外から見るよりもずっと広くて、こんな風に大きな暖炉があったり、各テーブルにはロウソクの灯りが置かれていて、とても落ち着いた雰囲気の素敵なレストラン。次々とお客さんが入ってきて、すぐにお店は満席に。
 
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そしてこれが注文した料理。サーモンの入ったクリームスープとチキンのサラダ、そしてベジタブルなラザニア。すっごく美味しそうでしょう?? ...ところが一口食べてみると、なんというか...ひと味足りない感じ。料理と一緒に運ばれてきたソルト&ペッパーのミルで、思い切りよく塩気を足したらまぁまぁ美味しくなりました。ただ、食べながら思ったのは、おそらくこれが本当の地元の味なのかもしれません。観光客向けのお店は誰でも美味しく感じるように、少し濃いめの味付けにしてあって、実際はここで食べた料理のようにちょっと素っ気ない味付けの方がスタンダードなのではないでしょうか。だって、美味しくなければこんなにもお客が賑わうはずがないのだから。そんなことをあれこれ想像めぐらせながら、その土地ならではの味を体験してみることこそ、旅の楽しい醍醐味ですよね。
 
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食事を楽しんだあと、どこかでもう少しビールを飲みたくなって、昼にお祭りをやっていたラエコヤ広場の方へと歩いていたら、突然大勢の人垣に遭遇。人の肩越しに向こうを覗き込むと、中世の時代から抜け出してきたような人たちが輪になって踊っているではありませんか!
 
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古楽の調べと伴に輪舞を踊る様子は、まさにおとぎ話のよう! 中世の美術や音楽にずっと憧れていた自分にとっては、本当に夢のような光景でした。。
 
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輪舞が解けたあと、高貴な衣装を着た男性(村長という設定なのかな?)が若い男女に向かって、なにやら書面を読み上げているパフォーマンス。結婚式か何かの儀式をやっている様子でした。
 
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真っ白な衣装を着た美しい乙女が、多くの人の視線を集めていました。本当に妖精のような可憐な美しさ...。あまりの美しさにしばらく見惚れていたら、いつの間にか連れの友人たちとはぐれていました(笑)
 
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ひとつ隣の広場では、先程の中世の世界から打って変わって、旧市庁舎の壁を巨大なスクリーンに仕立てた光と音のショーが繰り広げられていました。ミニマルな音と連動しながら、丸い光が生き物のように動めいていきます。ショーというより、コンテンポラリーのアートパフォーマンス。タリンという街は、古い文化と現代的なものが非常にうまく融和された素晴らしい文化を持っていると感じました。
 
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街頭のあちこちで、いろんな人たちが思い思いの音楽を奏でています。このままずっと一晩中音楽が鳴り響き、人々は酒杯をかかげ、陽気な歌をうたい、終わりのない輪舞を踊る...いつまでもいつまでも続くカーニバルの迷宮にはまり込んでしまいそうな......そんな幻想を誘う夜でした。(つづく)
 
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バルト三国の旅(その13)

13.「展望台から望むタリン旧市街」
 
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ニコラス聖堂の横道を少し歩き「リュヒケ・ヤルク通り」という階段を上っていくと、旧市街を一望できる高台があります。階段の途中では、陽気なおじさんがずっとギターを弾きながら歌をうたってました。
 
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タリン旧市街は、為政者や貴族たちが居を構えた「山の手」と、商人や職人、庶民たち暮らしていた「下町」とに分かれています。先程の広場があったのは下町の中心地。階段を上って丘の上にあるこの城壁を出た先の地区は「山の手」の"トームペア"と呼ばれていて、トームペア城や大聖堂など、時の権力を象徴する建物が並んでいます。
 
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これは大聖堂の外観。デンマーク人がこの地を占領してすぐに建設した、エストニア最古の教会なのだそうです。残念ながら教会内部は撮影できなかったのだけど、この大聖堂の内装や雰囲気は本当に素晴らしかった。中央の祭壇よりも、壁面いっぱいに無数に飾ってある紋章の、過剰な装飾に圧倒されます。聖人だけでなく、貴族やかつての富裕な職人・商人たちの墓石もたくさん刻まれている。遥か遠い時代に生きた人々の息吹が、今もかすかに漂っていそうな空間。古色に染まった木のベンチに座って、しばらく呆然と時を過ごしました。。
 
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左側の建物は有名な「アレクサンドル・ネフスキー聖堂」。ロシアに支配されていた時代を象徴する建物。トームペアに君臨するかのごとく、その中心にどっしりと存在感を放っている。ロシア側から見れば、アレクサンドル・ネフスキーはドイツ騎士団の侵攻を駆逐した歴史的な大英雄。カトリック=キリスト教世界の無際限な拡大を阻止したという意味でも、彼の偉業には大きな意味があると思う。しかし、エストニアの精神的支柱となる大聖堂やトームペア城を睨み監視するかのごとく、ここに正教会の聖堂があるのは、なんとも言えない違和感を感じてしまいます...。
 
大聖堂の手前のコフトゥ通りを少し歩いた先に、旧市街を展望できる展望台がありました。ここから見渡した景色は、思わず感嘆の声を上げずにいられません! まさに絵のような美しさ。。
 
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素晴らしい景色なのだけど、この丘の上は冷たい風が吹きすさび、とにかく寒かった...。展望台広場にあった素敵なカフェテラスで、ちょっとひと休み。ここで飲んだホットワインに、体も気持ちもあったまりました。
 
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あまりにも寒いので帰ろうかと思ったのだけど、途中の脇道に心惹かれて、例によって当てもなく歩いて行ったら、その先にもうひとつ別の展望台を見つけることができました。こっちからの方が海まで見渡せて、私としてはすごく気に入った景色。展望台に行かれる方は、手前の展望台だけでなくもうひとつ先の展望台にもぜひ足を運んでみてください。
 
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北欧らしい控えめな青空と低く流れる雲、その下に立ち並ぶ赤い三角屋根のコントラストの美しさは、今回の旅の中で忘れられない思い出になりました。(つづく)

バルト三国の旅(その12)

12.「タリン旧市街〜ニコラス教会で〈死のダンス〉に出会う」
 
昼食のあと、最初に向かったのは「聖ニコラス教会」。旅行前からずっと、必ず行きたいと思っていた場所のひとつ。
 
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聖ニコラス教会は、13世紀前半にドイツ商人居住区の中心に建てられた教会で、非常時には要塞としても役立てられたそうだ。1944年の空爆で破壊されたために、残念ながらも原型の内装はまったく残っていない。外観のみが修復・再現され、現在は美術館&コンサートホールとして利用されている。
 
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最初、この教会の前に来た時は「あれ、道を間違えたかな?」と思ってしまったほど、こじんまりとした佇まい。でも中に収められている展示物は、どれも非常に見応えのある素晴らしいものばかりだった。

入場料は、3.20ユーロ。安い!しかも、ガイドブックでは「撮影不可」と書いてあったけど、写真撮影もOKだった(もちろんフラッシュは不可)。
 
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展示室に入って最初に感激したのがこの展示作品。なんと悪魔的な美しさを放っているんだろう...。教会にあった祭壇の一部だろうか?富豪の商人の家にあった実用品だろうか?この過剰な装飾を見つめていると目眩がしそうになる...。
 
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教会の内側には、高い塔の上から光が斜めに差し込み、美しい陰影の世界を造り出していた。この教会の構造は、「灯り」によって何かしらの対象物を照らし出すことより、「陰」を演出することにこそ大事な意図があるように私は感じた。
 
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この荘厳な空間で演奏されるオルガンは、どんな美しい音を響かせてくれるんだろう...。コンサートの機会に、ぜひ立ち会ってみたかった。
 
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これはリューベックの職人、ヘルメン・ローデ作の主祭壇(15世紀)。この教会のなかで、もっとも貴重な展示物のひとつ。表側の左右には聖ニコラスと聖ヴィクトルの生涯が描かれている。そして、この祭壇は二十の観音開きの構造になっていて、中央を開くと彩色された聖人像が彫られているらしいが、閲覧できる機会は滅多にないそうだ。
 
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ふと、この妖艶な美しさに、クラーナハの官能的なヴィーナス像を思い出した。
 
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その他にも15〜16世紀に作られた祭壇などがいくつか展示されていたが、絵の部分よりも周囲の装飾部が面白かった。こういう細部にこそ、エストニア独自の文化が息づいていると感じる。
 
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そして、この聖ニコラス教会を世界に知らしめているのは、何と言っても、この「死のダンス」が保存されていること。リューベックの画家・彫刻家のベルント・ノトケの手によるもので、15世紀後半に完成した作品。画中には左から、法王・皇帝・皇女・枢機卿・国王が並んで描かれ、不気味な骸骨たちと共に「死の舞踊」を繰り広げている。(作品が厳重に管理されててうまく撮れなかったので、こちらのサイトなどをご参照ください→http://www.dodedans.com/Eest.htm
 
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横長に展開する作品だが、現存するこの絵は作品の一部分のみで、オリジナルのそれ以外の作品は失われてしまっている。本来は全長30メートルくらいの作品で、教会の室内の壁面をぐるりと囲む形で作品が配置されていたようだ(→★参考サイト)。
 
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「死のダンス」の背景には、14世紀のペスト大流行という大事件がある。中世ヨーロッパでは、ペストだけでなく疫病による死者は相当な数だったと想像されるし、魔女狩りや異教徒弾圧といった残虐な殺戮が繰り返され、人々は常に死と隣り合わせにいる状況にあったのだろう。死の恐怖から半狂乱になって踊り狂う人たちが出現したり、疫病の災いを祓うために骸骨に扮した祈祷師らが街中を歌い踊りながら練り歩く儀式が行われたのだという。「骸骨」と「死の舞踏」というモチーフは、15〜16世紀に至って盛んに描かれるようになる。閉塞した社会状況を反映させて、「王様であろうと極貧の農夫であろうと、死はまったく同じように訪れる。"生"はかりそめ。この世は"死"によってこそ支配されているのだ」...という「現世の無常観」が広く世の中に蔓延し、骸骨たちの図像が様々な場所に刻まれることになるのである。(しかし後の時代にそのような世界観が否定され、それらの作品は破壊・改変されてしまう。この「死のダンス」も上描きされていたが、長い時間を費やして修復された。)
 
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それにしても、この踊る骸骨たちはなんと生き生きとしていて、鮮やかな存在感を放っているのだろう。聖人を描くことに飽き飽きしていた画家たちの想像力が、そこに居場所を見い出したようにも思える。そしてこの絵に大きな魅力を与えているもっとも大きな要素は、この中央にいる女性の陰鬱な表情だろう。「皇女」という設定になっているようだが、どこかしら少女のような面影を残しメランコリックな憂いを浮かべて踊る姿は、見るものに鮮烈な印象を残す。焼け残ったのがこの2枚でなかったなら、これほどまでに多くの人に愛される作品にならなかったのではないだろうか。歴史的な偶然によって部分のみが残されたからこそ、この作品は「死と少女」という魅惑的な、そして文学的なテーマとも結びついたのではないか...。

聖ニコラス教会で見た「死のダンス」は、そんな連想を誘いつつ、忘れがたく妖しい美しさを放っていた。(つづく)
 
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バルト三国の旅(その11)

11.「タリン旧市街〜ラエコヤ広場の収穫祭」
 
細い路地をいくつか曲がり、古本屋やニット屋のお店に寄り道しつつ、旧市街南側の方へ抜けていくはずの細い路地を歩いていたら、ぽっかりと大きな広場に抜けました。そこは「ラエコヤ広場」という、旧市街の中心地。大きな広場には明るい空が広がり、たくさんの露店が建ち並んで大勢の人で賑わっていました。
 
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細い路地が連なる迷路から、突然明るい世界に飛び出てしまったようで、最初びっくりしてしまいましたが、思いがけず地元のカーニバルに遭遇したようで心が踊りました! 後で知ったのですが、この日は収穫祭のお祭りだったようです。
 
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あちこちの露店に楽しそうな商品が並んでいて、見たことのない食べ物もいろいろ。美味しそうなものを見つけたら、目で訴えて少しだけ試食させてもらったり。あっちのお店こっちのお店と渡り歩いていると、楽しすぎて時間を忘れます。
 
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広場のステージでは、民族音楽の歌や踊りの演奏も。その横では子どもたちも楽しそうにリズムをとって踊っていました。
 
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これはライ麦のパン。表面は黒くなっていますが、中身は意外に柔らかくて美味しかった。しっかり食べごたえのあるパン。
 
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こんな素敵な女性がビールをついでくれたら、何杯でも飲みたくなってしまいますね(笑)。待ってる男たちの表情がすごくうれしそう。ここのビールは、ものすごく美味しかった。てっきりエストニアの地ビールと思って数本お土産に買ってみたのだけど、買い物しながらこのお店の方と少し話をしたら、なんとラトビア産(エストニアとラトビアの国境に近い地方)のビールでした。でもこのあとバルトで飲んだ数々の美味しいビールの中でも、特別に美味しいと感じたビールでした。
 
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露店での買い物も満喫したので、広場の近くのレストランでランチをとることに。お店は行き当たりばったり選んだ「PEPPERSACK(http://www.peppersack.ee/)」というお店。ガイドには載っていなかったけど、とても人気のあるお店のようでした。
 
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店内は隅々まで中世風な演出をしてあって、「エストニアらしさを楽しめるレストラン」という感じ。とても素敵な雰囲気なのだけど、いかにも...という感じで席についた時は「失敗だったかな...」思ってしまったり。でも実際に出てきた料理は、どれもとっても美味しくてびっくり。。
 
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メニューがさっぱりわからなくって、何を注文したのかよく覚えてないのだけど(笑)、とにかくみんな美味しかった! すぐ隣にも「Olde Hansa」という、同じく中世をテーマにした有名なレストランがあるのですが(日本語のメニューまであるらしい...)、これからタリンへ行かれる方にはこのお店もおすすめしたいです。
 
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この美しい建物は、旧市庁舎。「北ヨーロッパに唯一残るゴシック様式の市庁舎」なのだそうです。この日は中に入れなかったけど、いつかまたこの地に来ることがあったら必ず中も見ておきたい場所。(つづく)
 

バルト三国の旅(その10)

10.「タリン旧市街〜雑貨屋、パン屋、国立人形劇場「NUKU」のこと。」
 
タリン2日目。朝起きると、外はあいにくの雨模様。小雨が続いたかと思えば急に本降りになったり、かと思えばつかの間の青空がのぞいたり。ヘルシンキもそうだったのですが、タリンの天気はとても気まぐれな印象でした。
 
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小雨の中、旧市街を思いのままに歩いてみました。まずは旧市街の西側のエリアをあてもなくぶらぶらと。青空にそびえ立つ赤い三角屋根も素敵だけれど、雨に濡れた城壁と石畳も風情があってとてもいい感じ。歴史の残り香のようなものを感じます。
 
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旧市街の道はどれも斜めに交差していて、方向感覚を見失います。気がつくとあさっての方向に歩いしまっていて、まるで迷路のような楽しさがある。
 
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この空に突き出た尖塔は、「聖オレフ教会」。おそよ160メートルもある塔は、13世紀においては世界でもっとも高い建造物だったのだそうです。塔の上に登ってみたかったけれど、この時間はまだ開いていなくて残念。
 
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通りがかりの雑貨屋さんを窓からのぞいたら、すごく素敵な小物が並んでいたので、お店の人に断って写真撮らせてもらいました。
 
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この色鉛筆をモチーフにしたアクセサリー、すごく面白いですよね。こういう雑貨小物や工芸品の技術とセンスが、エストニアはとても秀でてると感じます。
 
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愛嬌のある小人たち。全部欲しかったけど、この中の一人だけを連れて帰りました。
 
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これは休憩がてらに入ったパン屋さん。どれを見てもあまりにも美味しそうだったので、手前のカフェスペースでお菓子をひとつ食べてみることにしました。
 
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すっごく甘かったけど美味しかった。人気の店のようで、お客さんがひっきりなしに出入りしてました。こういう地元の人が日常的に出入りしてるお店に入ってみるのは、すごく楽しい体験でした。。
 
まだ時間が早いせいもあって、気になる博物館や教会に出会ってもまだ開館していないところが多く、雨の中を展望台に上がるのも気乗りしなくて、しばらくあてもなく街中をぶらぶらと歩いていました。そして、ふとこの銅像に足が止まったのです。
 
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人形はピノキオでしょうか?碑文には「FERDINAND VEIKE」という名前が刻まれています。「なんだろう?」と気になって建物の周囲を回ってみると、そこは「NUKU」というエストニア国立の人形劇場でした。1952年に建設されたという歴史ある人形劇場。FERDINAND VEIKEは、この劇場の創立者だったのです。
 
興味を引かれたので、さっそく中に入ってみました。「NUKU」は劇場のスペースと、ミュージアムのスペースがあります。劇場では日替りでいろんなプログラムを上映されているようです。この日は時間なかったのでミュージアムの方だけを見てみること。
 
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正直な話、あまり期待していなかったのだけど、中に入ってみてびっくりするくらい充実した内容の展示でした。各年代事にパペットたちが分類されており、展示ボックスにはタッチパネルなども設置してあって、その人形のプロフィールを音や映像を交えて楽しく紹介しています。子どもだけでなく大人も充分に楽しめる内容。ガイドブックには紹介されてないけど(後で見返したら「劇場」の欄にだけ紹介されたました)、ここはミュージアムとしても、とてもおすすめのスポットです。

★エストニア国立人形劇場 NUKU → http://www.nuku.ee/
 
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パペットたちの表情ひとつひとつが、とても個性的。作者の熱いこだわりを感じます。
 
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パペットの名優たちの部屋に、日本代表のかえるパペットも仲間入り!?(笑)
 
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最上階には、劇場で活躍しているパペットたちを制作している工房もありました。人形づくりの道具や材料が魅力的。今の自分と違う人生を歩むとしたら、こんな工房で黙々と人形づくりに没頭する日々を過ごしてみたいな。
 
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「NUKU」を出た頃には、すっかり雨も上がっていました。(つづく)

バルト三国の旅(その9)

9.「エストニアのビール」
 
バルト三国は、ビールがすごく美味しいと評判のところ。実際に行った友人からも貴重な情報をもらっていたので、期待満々! 美味しいビールを飲みにバルトへ来たと言っても過言ではありません。。(笑)
 
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というわけで、この日は地元でも有名な「Hell Hunt」という老舗のパブに行ってみました。私がお店行ったのは6時半くらいだったのですが、すでにお店は満席の状況。でも少し待ったらすぐにテーブルが空きました。席の回転は早いです。屈託のない雰囲気の飲み屋で、その場にいるだけで楽しい気持ちになってきます。
 
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席に着いて落ち着いたので、さっそくこのお店のオリジナルをビールを注文。

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・・・うまい!! それ以上の言葉はないです。

日本のラガービールと少し似ていますが、もっとコクがあって後味はやわらかく香り高い。もう何杯でも飲めそうなビール。

この日はビール飲むことがメインだったので、地元らしい料理にはこだわりませんでした。ビールに合いそうなソーセージやチーズとか、適当に注文。でも出て来た料理が、意外にも上品に盛り付けされていて、しかも美味しくってびっくりでした。宿でのつまみ用にテイクアウトしたパスタもすごく美味しかった。
 
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↑ソーセージを頼んだらこんな盛りつけ。下はクリームチーズのフライ。
 
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でもHell Huntは、基本的に飲むことがメインのお店なので、料理をしっかり食べてる人は少なかったです。そして夜遅い時間になればなるほど、そういう飲み方する人が多かった。私たちはこの日はこの一軒だけにしてゆっくり飲んでいたのだけど、夜遅い時間になるとますます客が混み合って、地元で大変な人気店だということがよくわかりました。これからHell Huntに行こうと思ってる方、ぜひ早めな時間にお店行ってみた方が席を取りやすいですよ。そして料理はとても美味しいので、周りの雰囲気に気兼ねせずぜひ料理もオーダーしてみてくださいね。とっても良いお店ですので。
 
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ビール500mlで、だいたい250〜300円くらい。あまりの安さに驚きます。。
 
お店の人とやり取りしていてなんとなくわかってきたのですが、エストニアのビールは基本的に「Hele=ラガー」か「Tume=ダーク」のどちらかのテイスを選ぶ。ダークと言っても、黒ビール系ではなく褐色の色で少し濃いめな味。お店のオリジナルビール以外で、地元のおすすめの銘柄を聞くと「Saku」と教えてくれた。「Saku」は大きなメーカーのようで、ボトルでもいろいろ種類がある。「A.Le Coq」という銘柄も地元ではよく飲まれてるようですが、このお店の女の子は「私がおすすめするのはSaku!」と笑顔で答えてくれた。
 
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「DUBLIN」となってますが、これもSakuの銘柄。他にも「MANCHESTER」とか「PRAHA」とか都市名がついたボトルがありました。
 
どうでもいい話ですが、私たちのテーブル担当の店員さんが、ものすごく奇麗な女性でした。もう、その人に出会えただけで「エストニアは美人の多い国」と思わずにはいられない程、強烈な印象を残してくれました。おかげで、彼女に飲み物や料理をオーダーをするたびに、私の英語力はアップしましたよ(笑)
 
(旅の教訓・5)どんなにお粗末な片言英語も、伝えたいとする情熱さえあれば、ちゃんと相手に伝わるものだ。たぶん...。きっと。
 
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急に酔っぱらいのおっさん話になってごめんなさい...(男性諸氏は気持ちわかってくれることでしょう)。美味しいビールをたくさん飲んで、この日は気持ちよく深い眠りにつきました。。(つづく)

バルト三国の旅(その8)

8.「旧市街を歩く。ヴィル門、カタルーナの通路」
 
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タリンの街を印象づけるは、何といってもこの石造りの城壁と赤い三角屋根の塔。旧市街では至る所で、どこかしらの方角に、こんな風に塔を見つけることができます。タリンは、1219年にデンマーク人によって建設された都市。列強がせめぎ合う情勢にあって、街全体を囲う城壁が築かれました。13世紀から城壁の建設が開始され、現在残っているものは14〜16世紀に造られたものなのだそうです。
 
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これは旧市街の東南側にあるヴィル門。私が泊まった宿は旧市街の北東端にあって、そこからまっすぐ南に降りてきたらこのヴィル門に辿り着きました。この門から西に行く道がこの旧市街のメインストリートになるそうです。この門の向こう側は、四角くて真新しい建物が立ち並ぶ現代の風景。こっち側は、まるでどこかで時間が止まってしまったかのような情緒ある古い街並。その対比が面白かった。
 
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地図を持たずに出てきたので、まったく適当に、気の向くままに歩いてみました。路地を曲がるたびに街の表情が変わり、「うわぁ」と、ひとりで感嘆の声を上げながら。。
 
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地図はともかく、財布も持たずに出てきてしまったので、素敵なお店に出会っても、ただただうっとりしながら眺めるだけ。物欲に振り回されず、それはそれでよかったのかも。
 
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多くの観光都市と同様に、タリンの街にも観光客向けのお店がたくさんあるのですが、店主のセンスの良さを感じるお店が多く、思わず手に取ってみたくなる可愛い小物がたくさん。装飾品や雑貨などに関しては、バルト三国の中ではエストニアが一番レベルが高い印象でした。クラフトとアートの距離がとても近いようにも感じます。
 
そして、迷路のような路地を奥へ奥へと歩いていたら、こんな素敵な通りを見つけました。通りの両側には歴史の深さを感じる、とても風情のある建物。
 
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あとで知ったのですが、ここは「カタリーナの通路」と呼ばれている通りで、旧市街で一番美しい場所と呼ばれているそうです。右側のゴツゴツした壁は13世紀に建てられた「ドミニコ修道院」の外壁。そうとは知らずに、私はその場の雰囲気がすっかり気に入ってしまって、しばらくその通りを行ったり来たりして過ごしました。
 
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そして、ふと横を見たら素敵な陶器が並んでる部屋が見えました。入ってよいものか躊躇しつつも、あまりにも素敵な陶器がディスプレイされていたので、思いきって扉を開けてみました。そこは「カタリーナ・ギルド」という工房で、女性アーティストたちが自ら運営している、ギャラリー兼アトリエ兼ショップだったのです。非常に個性的でコンテンポラリーな感覚の陶器ばかり。その一つ一つに存在感があって素晴らしいものでした。

私は感激してしばらく作品に魅入っていたですが、その隣接した工房スペースでは、おそらくその作品のつくり手であろう人たちがケンケンガクガクの熱い議論をしています...(苦笑)。ちょっと話を聞いてみたいなぁと思ったのだけど、あまりにも熱い議論の最中だったので、翌日出直そうと退散してしまいました。(→しかし翌日行ったときお店が閉まっていて、再訪できなくてすごく残念。すごく気に入った魚のオブジェを、どうしても買いたかったのに...)
 
(旅の教訓・4)旅の買い物に、「明日」はない。
 
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カタリーナ・ギルドの中では写真撮れなかったので(写真撮って良いか聞ける雰囲気ではなかった...)、興味持ってくださった方、ぜひホームページをご覧ください。ショップは三軒に分かれていて、陶器だけでなく、ガラス製品や皮細工、織物、ステーショナリー等いろんな手づくり製品を扱っています。
 
★Katarina Gild→ http://katariinagild.eu/
私が気に入った、魚のオブジェも掲載されてます→ http://katariinagild.eu/03.html
 

小一時間程のちいさな冒険でしたが、前知識も地図もなく、自分の嗅覚だけで街を歩いて、「カタリーナの通路」と「カタリーナ・ギルド」に出会えて大満足。とりあえず、迷子にならず宿に戻れてよかった。。

さて、お腹がすいたので、そろそろ晩ご飯の時間。(つづく)

バルト三国の旅(その7)

7.「ついにバルト・エストニアの地へ」
 
ヘルシンキを午後2時に出航し、エストニア・タリン港に着いたのがその2時間後。ついにバルトの地へ足を踏み入れる時がやってきました!

下船のアナウンスがあってから、かなりゆっくりめに船を降りたのだけど、ゲートは大勢の人で大混雑...。ターミナルを出るまでにずいぶん時間がかかりました。その人混みを抜け出し、市街地へと向かうであろう人の流れに乗って、しばらく黙々と歩きつづけました。ターミナル周辺は、大型のショッピングセンターやビジネスホテル、駐車場等が立ち並ぶ面白みのない景観。これがエストニアなのかなぁ...とぼんやりした頭で歩いていたら、またもや道に迷ってしまった(笑)。どうやらタリンの繁華街へと向かう道と、私が泊まる予定の宿がある方角とは途中から違っていたらしい。
 
大きな案内地図の看板があったので、現在地を確認しようとそれ見ていたら、通りのがかりの大柄のおじさんが「どうした?道がわからないのか?」というニュアンスで話しかけてくれました。私たちの行きたい場所を言ったら、たどたどしい英語ながら丁寧に行き方を説明してくれます。そしてなんと、ポケットに持っていた観光MAPまで私に譲ってくれたのです。エストニアでも親切な人に出会えて、とてもうれしくなったのでした。
 
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大きな幹線道路を渡って公園を抜け、いよいよ旧市街のエリアに入って行くと、周囲の景観ががらりと変わりました。まるで時代を遡って、ヨーロッパの古都に迷いこんでしまったよう。
 
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少し遠回りをしつつも、無事に宿に到着。外観はかなり古びた様子でしたが(とってもリーズナブルな宿ですので...)、部屋の中は意外に奇麗。家具やベッドカバーなど良いセンスで統一されてて、なかなか心地よい部屋でした。

★OldHouse Hostel http://www.oldhouse.ee/tallinn-hostel
 
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ご紹介遅れましたが、窓際でくつろいでるのは今回の旅友、みずいろケロ。これからも度々登場しますのでよろしくお願いします。。(笑)
 
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荷物を置いてひと休みしたら、いても立ってもいられず、カメラを持って旧市街へと繰り出しました。石畳の道。赤い三角屋根。空高くそびえる鉄塔。少年の頃から、ずっとずっと憧れていた夢のような光景。あぁ、こんな景色の中を、ひとりでぶらぶら散歩できる日がくるんなんて...。言葉にできない感慨が込み上げてきました。。(つづく)
 
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バルト三国の旅(その6)

6.「西ターミナルから、船でタリンへ」
 
セントラルからの直行バスに乗ると、10分程でタリン行きの船が就航する西ターミナルへ到着。さっそくターミナルに入って窓口で手続きをすませ、軽く昼食をすませました。ゲート前にはすでに大勢の人が入場待ちの状態。その後も次々と人が押し寄せて来てターミナルは大変な数の乗客でごった返しました。そして乗船の手続きが始まると堰を切ったように人の波がゲートをくぐって行きます。
 
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(スケールの基準となるものがなくてわかりにくいですが、巨大な船でした)
 
私たちは、まぁ焦る必要もないし...とのんびり移動していたら、やがてそれが裏目に。。船に入ると、すでに船首側のカフェエリアは満杯。通路にさえ人が座り込んでいる状態。仕方なく甲板に出てそこに設置してあるベンチで過ごすことにしました。多少風が出てきても、上着をしっかり着込めば海の風に当たるのもきっと気持ちよいだろう...と、そんな甘い見通しを持っていたのでした。しっかし、出航前の時点で早々に挫折...。あまりの風の冷たさに退避せずにはいられず、重いスーツケースを引きずりながら、船内をしばらくさまよいました。
 
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こうやってデッキで呑気にくつろいでた人たちも、出航後は寒すぎて全員退避。。
 
程なく、船尾側のカフェスペースは少しだけ余裕があることがわかったので、そっちに移動。なんとか椅子を集めて席を確保できました。ようやく居場所をつくれてほっとして、まずはビールで乾杯♪ なぜかつまみはハンバーガーになってしまったけど(笑)、ヘルシンキとタリンを結ぶ船の上で食べたハンバーガーは、格別に美味しく感じましたよ。
 
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お腹も心も満たされたところで、私は猛烈な睡魔に襲われて、そのまま椅子に座ったまま爆睡...。またデッキに戻って写真を撮ろうと思ってたけど、そんなわけで船上・船内の写真はほとんどありません(苦笑)
目が覚めたのは、タリン到着のアナウンスがちょうど始まったところでした。(つづく) 

(旅の教訓・3)どんなにうれしくても、旅は最初からはしゃぎ過ぎない方がよい。
 

※ちなみに、私たちが乗った船は「タリンクシリヤライン」。片道約2時間。金額は約50ユーロでした。金額はシーズン、曜日、時間帯によって変わってきます。事前に予約をしておくともう少し安くなるようです。
http://www.tallinksilja.jp/

バルト三国の旅(その5)

5.「ヘルシンキ周辺をちょっとだけ観光」
 
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まだ充分に時間あったので、有名な「ヘルシンキ大聖堂」に行ってみることに。地図を見るとセントラルから歩いてちょっとの距離。だいたいの見当をつけて歩き始めてみたら、どこかで道を1本間違えたらしく、しばらく歩いてもそれらしくものはまったく見えてこない...。地図を取り出して考えていたら、また通りがかりの若い女性が声をかけてくれました。ヘルシンキはなんて親切な方が多いのでしょう。。

大聖堂に行きたいんだけど、今自分たちのいる場所はこの地図のどこなんですか?と、再び粗末な片言英語で一生懸命話してたら、「もしかして日本人ですか?」と流暢な日本語で応えられてびっくり!なんと、その女性は今年の4月まで京都に留学していたのだそうです。まさかヘルシンキに来て現地の人と日本語で会話できるとは思わなかった(笑)。
 
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大学も同じ方向だから一緒に歩きましょうと言ってくださったので、少しの道のりを楽しくおしゃべりしながら歩きました。彼女はヘルシンキ大学の学生さんで、大学では「日本学」を専攻しているそうです。日本の歴史や文化全般を学ぶ学科なんだとか。遠く離れた北欧の地で、日本のことを熱心に学んでくださってる方々がたくさんいることを知って、なんだかとても嬉しい気持ちになったのでした。
 

そんな楽しい出会いがありつつ、大聖堂に到着。
 
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青空をバックにそびえ立つ大聖堂の姿は、まさに壮観! シンプルだけど、非常に洗練されたデザイン。そして聖堂の内部も無駄がなく、清楚な美しさを讃えていました。
 
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こういう空間に立ち会うと、信仰心がなくても自然と厳粛な気持ちになりますね。私にとって海外の地で見るはじめての教会は、プロテスタント・ルーテル派の総本山となる大聖堂でした。
 
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大聖堂を出た後もまだ少し時間があったので、遠くに見えた「玉ねぎ屋根」を目指して歩いてみることに。辿り着いた先は「生神女就寝大聖堂(ウスペンスキー大聖堂)」。
 
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まったく前知識なしにここへ辿り着いたのですが、フィンランド正教会にとって大事な役割を持つ教会なのだそうです。「生神女」とは、聖母マリアのこと。複雑で重厚な造りの外観に圧倒されます。先程のヘルシンキ大聖堂とはまったく違う造形。
 
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教会内部もさっきの教会とはまったく違い、東方教会ならではの個性的な装飾が、細部にまでびっしりと施されています。
 
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パラジャーノフの映画「ざくろの色」の一場面が、ふと思い出されました。
 
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ヘルシンキは近代的な洗練された建物と、歴史的な建造物とが、調和を保ちつつ整然と並ぶ美しい街だと感じました。
 
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もっとヘルシンキの街を歩いていたかったけれど、それはまた次に機会に。バスの出発の時間が迫っていたので、汗をかきつつ急いでセントラルへと戻りました。(つづき)

バルト三国の旅(その4)

4.「セントラル駅をぐるぐる」
 
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タリン行きの船が出港するターミナルへ行くために、まずはヘルシンキ中央駅(セントラル)まで戻らねばなりません。セントラルを起点に様々な経路のトラムやバスが運行しているのです。前夜にセントラルを歩いた時は、いったいどこをトラムが走ってるのか?と、まったく様子がわからなかったのですが、朝の時間帯はひっきりなしにトラムやバスが走り回っていて、路線番号を見て検討をつけることができました。
 
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(旅の教訓・2)ヨーロッパの観光は、その街のトラムの経路を理解&攻略することが要
 

ガイドブックの案内通りにトラムを乗り換えて、10分程走ったら港に到着しました。

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港に停泊している大きなフェリーを見て、「こんな豪華な船に乗れるんだー♪」と感激。さっそくチェックインをすませておこうとゲートに向かおうとしたら...なぜかタリン行きの案内板が見つからない...。窓口で聞いてみたら、「ここはストックホルム行きのターミナルでタリン行きは別のターミナルだ」と言われてしまった。というわけで再びセントラルへ逆戻り。。
 
タリン行きの西ターミナルへの直通のバスは12時半の出発。それまで時間がぽっかり空いたので、ヘルシンキ市内を少し観光することにしました。まずはせっかくの機会なので、ヘルシンキ駅の中も少し覗いてみました。
 
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駅の構内のお店で売っていた美味しそうなサンドイッチ。素通りしてしまったけど、食べておけば良かったと少し後悔。
 
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駅のホームに出ていた露店。色とりどりの野菜や果物たちがきれい。

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はじめて見るヨーロッパの鉄道風景。いつかこの列車に乗って、行き先を決めない気ままな旅をしてみたい。(つづく)

バルト三国の旅(その3)

3.「ヘルシンキ郊外を朝の散歩」
 
旅の第1日目に泊まった宿は、ヘルシンキの中心地からは少し外れたところにありました。宿で合流した旅仲間と明け方近くまで深酒したのだけど、時差の影響もあってか7時半には目が覚めてしまった。さっそく宿周辺を朝の散歩。
 
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宿の窓から向こう側を見た風景。向かいは立派なホテルでした。
 
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宿があった場所は、ヘルシンキ東側の海にすぐ近いエリアで、どうやら新興住宅地という様子でした。歴史を感じる街並ではなかったのですが、煉瓦造り風の建物がヨーロッパらしい風情を醸し出していて、歩いていてとても気持ちよかった。前夜に到着した時は、周囲が真っ暗だったし、すごく寒いし、くたびれていたしで、正直なところまったく実感が湧かなかったのだけど、清々しい朝の陽光が照らし出す世界を見て、ようやく「あぁ、ここはフィンランドなんだ...」という気持ちになりました。あまりにもうれしくって、少し散歩するだけのつもりが、一時間くらい歩いてしまったでしょうか。
 
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前夜に見たトラムはもの寂しい感じだったのに、朝はひっきりなしに次々と車両がやってきて、勢い良く路面を走り過ぎて行きます。
 
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海沿いに出てみたら、遠くにフェリーが数隻見えました。あの向こうにバルトの国々の大陸があるんだな...と思うと、思わず胸が高まります。。
急いで宿に戻って、出かける準備です。(つづく)

バルト三国の旅(その2)

2.「夜のヘルシンキに到着」
 
コペンハーゲンからヘルシンキまで、実質1時間半のフライト。ヘルシンキのヴァンター国際空港に到着したのは夜8時過ぎでした。夜の時間帯のせいもあってか、ヘルシンキの空港はかなりこじんまりとしていて、閑散とした印象。お店はほとんど閉まっていました。空港を出るとがくっと気温が下がり、思わずトランクから厚手の上着を出さずにいられません...。凛とした冷たい風に、北欧を感じました。
 
ヴァンター国際空港からヘルシンキの街の中心部まで約20km。移動はバスかタクシーかを使うことになります。バスはエアポートバスと、市営の路線バスの2種類があるのですが、市営バスの方が便も多くて金額も安いし、トラム80分間有効の乗車分も含まれるので、エアポートバス(€6.2)よりお得です。バスのチケットは運転手から買うと4ユーロ、路上の販売機で買うと3ユーロ。チケット販売機での買い方に悩まされますが、近くにいる人に聞いてみたら、みんなとても親切に教えてくれます。
 
さて、バス約40分で市街地に到着。ここまでは下調べもしていたので順調でしたが、セントラルの大きなバスターミナルで降りてみると、周りの方向・位置関係がよくわからくなってしまいました...。
 
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とりあえず中央駅らしき建物はわかったのだけど、そこからトラムへの乗り方がさっぱりわからない...。しばらく立ち止まって地図とにらめっこしていました。すると、そこにロードバイクに乗った優しい笑顔のおじさんが立ち止まってくれて、「どこに行きたいんですか?」って声をかけてくれたのです。「4番のトラムに乗りたいから、その乗り場を教えてください」と話したら(私の粗末な片言英語で)、「OK。そこまで一緒に行きましょう。泊まるホテルはなんていう名前ですか?」といろいろ聞いてくれて、トラムに乗る時の方向を間違えないようにとアドバイスしてくれる。そしてトラムに乗るときに、「この人は○○○ホステルに泊まるそうだから、○○○で降ろしてあげてね」と運転手に声をかけることまでしてくれた。なんて親切な人に出会えたんだろうと、思わず感激。。その人に出会えただけで、ヘルシンキという街のことが大好きになりました。(つづく)
 
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夜の郊外を走る路面電車は、どこかしら寂しげな気配をひきずってます。