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旧市街を歩いていたら、ふと、この銅像に足が止まりました。人形はピノキオでしょうか?碑文には「FERDINAND VEIKE」という名前が刻まれています。「なんだろう?」と気になって建物の入口へと回ってみると、そこは「NUKU」というエストニア国立の人形劇場でした。FERDINAND VEIKEは、この劇場の創立者だったのです。

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「NUKU」は、1952年に建設されたという歴史ある人形劇場。劇場のスペースと、ミュージアムのスペースがあって、劇場では日替りでいろんなプログラムを上映されているようです。この日は時間なかったのでミュージアムの方だけを見てみること。

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各年代事にパペットたちが分類されており、展示ボックスにはタッチパネルなども設置してあって、その人形のプロフィールを音や映像を交えて楽しく紹介しています。

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パペットたちの表情ひとつひとつが、とても個性的。作者の熱いこだわりを感じました。

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作品のテーマごとに分類された小部屋での展示は、ユニークな演出をしてあります。

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最上階には、劇場で活躍しているパペットたちを制作している工房もありました。人形づくりの道具や材料が魅力的。今の自分と違う人生を歩むとしたら、こんな工房で黙々と人形づくりに没頭する日々を過ごしてみたいな。

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正直な話、あまり期待していなかったのだけど、中に入ってみてびっくりするくらい充実した内容の展示でした。子どもだけでなく大人も充分に楽しめる内容。ガイドブックには紹介されてないけど(後で見返したら「劇場」の欄にだけ紹介されたました)、ここはミュージアムとしても、とてもおすすめのスポットです。〈続〉

★エストニア国立人形劇場 NUKU → http://www.nuku.ee/