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時間が押してきたので、急いで21世紀美術館へ。前日にはゆっくり観れなかった「粟津潔、マクリヒロゲル 1 美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス」の展示をゆっくり鑑賞。今回の展示は、粟津潔が様々な形で実践したパフォーマンスにフォーカスした展示。70年代に浜田剛爾の主宰による<Performance>ポスター等の各種デザインのほか、粟津潔自身のパフォーマンスを実践した時の記録写真なども見ることができて興味深かった。ジャンルに囚われることなく、表現の可能性を探って縦横無尽に走り続けた粟津潔。その広大な足跡の一端を、また新たに知ることができました。

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この展覧会のために鷲尾友公氏が描き下ろした、約50mの壁画も素晴らしかった。今回の展示は「マクリヒロゲル 1」ということで、これから更に研究が進められ、来年以降も「マクリヒロゲル」として展示が企画されるそうです。また金沢へ行く機会を作れそうで、すごく楽しみ。。

私が生前の粟津潔さんにお会いできたのは1回だけ。直接にお話ができたのはほんの少しの時間だったけど、自分にとっては忘れることのできない特別な体験になっています。その後も、彼が残した作品に向き合う度に新鮮な発見がありますし、粟津デザイン室の仕事をお手伝いさせていただいたりする中で、知れば知るほどに粟津潔というアーティストの凄さを思い知らされます。

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今年の9月には、粟津潔の唯一の劇画「すてたろう」が復刻刊行されました。粟津潔の劇画と、秩父前衛派(笹久保伸&青木大輔)による「組曲 すてたろう」をコラボレートした、非常に先鋭的でユニークな作品に仕上がっています。粟津潔撮影の未発表写真も多数収録。私はこの本のデザインをお手伝いさせていただきました。現代企画室から刊行され、絶賛発売中です。ぜひお手に取ってみてください。

★KEN BOOKS→ http://www.kenawazu.com
★現代企画室→ こちらから

そして、私が粟津デザイン室の仕事をお手伝いした中で、今もとても思い出深いのは、ピースおおさか大阪国際平和センターに設置された「大阪空襲死没者を追悼し平和を祈念する場」のモニュメント。いろいろと予想外なことがあって大変なこともでしたが、結果として、とても良いものができたと思ってます。その時のブログ記事。→http://www.jamsand.com/jampot/2005/08/2016.php