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リガは、ハンザ同盟都市として13世紀末から急速に発展し、その後バルト海沿岸諸国の中で最も繁栄する大都市となりました。旧市街には往時の優れたゴシック建築が数多く遺されています。

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バスターミナルがあるのは旧市街の南東側。大きな道路の下を通る地下道を抜けた先に、旧市街の入口があります。

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旧市街に入ってほどなくして出会ったのが、この聖ペテロ教会でした。ゴシック様式の荘厳な美しい教会。私は時間なくて行けなかったのですが、ここから塔の頂上までエレベーターで上がれます。そこからリガの街全体を見渡すことができて、素晴らしい景観なのだそうですよ。

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市庁舎広場に抜けると、運良くここでも収穫祭をやっていました。後ろの印象的な建物は、有名な「ブラックヘッドの会館」。ブラックヘッドとは未婚の貿易商人の友愛会なのだそうです。第二次大戦で破壊されたのですが、近年になって忠実に再建されました。

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広場には大勢の人で賑わい、魅力的な露店がいくつか出ていました。この貫禄あるおばあさんのソーセージは絶品でしたよ♪

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広場中央の「聖ローランド像」の足下には、こんな巨大カボチャが。。(^-^)

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リガの大聖堂は、現存するバルト三国で最古の建物なのだそうです。リガの繁栄の歴史を物語るかのように巨大で威厳のある建物でした。ここを見るのを楽しみにしていたのですが、この時は修復工事の真っ最中で中に入れず残念。。

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ふと上を見上げると、屋根の上に可愛い猫の姿が。。これは有名な「猫の家」。裕福なラトヴィア商人の家だったそうです。大ギルドに加わりたいのに、ドイツ人が支配的なギルドには入れてもらえず、怒った彼がその腹いせとして、ギルドの会館に猫のお尻を向けて取り付けたのだそうです。。。なんとも可愛らしい「報復」ですね(笑)。

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リガ旧市街は建築物は、時代も様式もかなり幅広い。中世的なゴシック建築もあれば、そのすぐ並びに19世紀末の装飾を感じさせる建物もあったり。路地を曲がる度に、街の表情が変わります。新しいものと古いものが混ざり合いながら、大きな都市へと成長して行ったのでしょう。

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歴史的にドイツとのつながりが深いので、ドイツやウィーンの街並を連想する人が多いかと思います。でも、戦争で多くのものを失った現在のドイツの街並よりも、このリガの方が、往時のドイツらしさを今に伝えてくれるのかもしれません。

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この時はあまり時間がなくて、回りきれなかった見所をたくさんの残してしまいましたが、旧市街のこの美しい街並を歩けたのは、本当に素晴らしい体験でした。〈続〉

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バルト三国の旅、四日目の朝。窓の外は冷たい小雨。
夢のように楽しかったタリンでの二日間が終わってしまいました...。旧市街は割と小さなエリアなので、一日あれば余裕でひと通り見て回れると旅行記に書いてる人が多かったけど、私にとっては全然時間が足りなかった。当初は、リトアニアに行くことが一番の目的で、そのついでのような気分でエストニアへ行ったのに、結果的に一番好きになったのがエストニアでした。近い将来に、また必ずエストニアへ再訪しようと思ってます。

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タリンのバスのターミナルまでは旧市街から少し離れていて、トラムに載って7〜8分くらいかかったでしょうか。歩くと結構な距離です。バスターミナルはこんな風にぽつんと寂しい住宅地に建っていました。

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リガ行きのバスは、いくつかの運行会社があるようですが、私たちが利用したのは「Lux Express(http://www.luxexpress.eu/)」というバス会社。このバスがすごくきれいで充実した設備でびっくり。コーヒー等のドリンクは飲み放題。無線Wifiも使えます。もちろんトイレ付き。リガまで4時間程かかりましたが、途中で休憩も入るしとっても快適な旅でした。バルト三国でもその後の欧州旅行でも、この時のバスほどきれいで設備の良いバスに出会ったことはありません。

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国境のゲート跡。現在ではまったく使われていないようで人影も見当たりません。陸路でのはじめての国境越えでしたが、パスポートチェックもなくそのまま通過。EU圏内なので当然かもしれないけど、なんとなくちょっとがっかりな気分...(^^;)

途中一度だけ鉄道の列車を見かけました。バルト三国での長距離移動は、バスを利用するのが基本。主要都市を結ぶ列車もあるようですが、路線や本数がかなり少なくて時間のロスが大きいので、うまく旅の計画が組めなかったりします。

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タリンからリガまで、海岸に沿った道を走っていくのですが、車窓から見える景色はずっとこんな風景。バルト三国には高い山が少ないので、延々と緑の平野が続いています。あまりにも変化がなくて、ずっと見てると猛烈な睡魔が襲ってきます...。

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そしてリガのバスターミナルに到着。右に見える建物は有名な中央市場。タリンでの冷たい雨が嘘だったように、リガに到着した頃には、空はきれいに晴れ渡っていました。少し南下しただけなのに、ラトビアの太陽はエストニアよりもずっと明るく、あたたかに感じます。

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こじんまりとしたタリンに比べると、リガは街のスケールが大きくて、賑やかな大都市という印象でした。〈続〉

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タリンでの最後の晩餐は、前日に歩いたカタリーナ通りにある「KLOOSTRI AIT」というレストランに行ってみることにしました。このお店のことは、ラトビア在住の日本人ご夫婦に教えていただたのです。扉のガラス窓から中を覗くと、客は地元の人ばかりなう雰囲気で、正直すごく躊躇したのだけど、思いきって入ってみました。
★KLOOSTRI AIT→ http://www.kloostriait.ee/(すごく素敵なHPです!)

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店内は外から見るよりもずっと広くて、こんな風に大きな暖炉があったり、各テーブルにはロウソクの灯りが置かれていて、とても落ち着いた雰囲気の素敵なレストラン。次々とお客さんが入ってきて、すぐにお店は満席に。

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そしてこれが注文した料理。サーモンの入ったクリームスープとチキンのサラダ、そしてベジタブルなラザニア。すっごく美味しそうでしょう?? ...ところが一口食べてみると、なんというか...ひと味足りない感じ。料理と一緒に運ばれてきたソルト&ペッパーのミルで、思い切りよく塩気を足したらまぁまぁな味になりました。ただ、食べながら思ったのは、観光客向けのお店では誰でも美味しく感じるように、少し濃いめの味付けにしてあって、実際はここで食べた料理のようにちょっと素っ気ない味付けの方がスタンダードなのではないでしょうか。そうでなければ、こんなにも客が賑わうわけはないのですから。その土地ならではの味を体験してみることこそ、旅の何よりの醍醐味ですよね。

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食事を楽しんだあと、ラエコヤ広場の方へと歩いていたら、突然大勢の人垣に遭遇。なんだろう・・・?と、肩越しに向こうを覗き込むと、中世の世界から抜け出してきたような人たちが輪になって踊っているではありませんか!

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古楽の調べと伴に輪舞を踊る様子は、まさにおとぎ話のよう! 中世の美術や音楽にずっと憧れていた自分にとっては、本当に夢のような光景でした。。

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輪舞が解けたあと、高貴な衣装を着た男性(村長という設定なのかな?)が若い男女に向かって、なにやら書面を読み上げているパフォーマンス。結婚式か何かの儀式をやっている様子でした。

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真っ白な衣装を着た美しい乙女が、多くの人の視線を集めていました。本当に妖精のような可憐な美しさ...。あまりの美しさに見惚れていたら、いつの間にか連れとはぐれていました(笑)

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ひとつ隣の広場では、先程の中世の世界から打って変わって、旧市庁舎の壁を巨大なスクリーンに仕立てた光と音のショーが繰り広げられていました。ミニマルな音と連動しながら、丸い光が生き物のように動めいていきます。ショーというより、コンテンポラリーのアートパフォーマンス。タリンという街は、古い文化と現代的なものが非常にうまく融和された素晴らしい文化を持っていると感じました。

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街頭のあちこちで、いろんな人たちが思い思いの音楽を奏でています。このままずっと一晩中音楽が鳴り響き、人々は酒杯をかかげ、陽気な歌をうたい終わりのない輪舞を踊る...いつまでもいつまでも続く迷宮のカーニバル......そんな美しい幻想に誘われる夜でした。〈続〉

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旧市街を歩いていたら、ふと、この銅像に足が止まりました。人形はピノキオでしょうか?碑文には「FERDINAND VEIKE」という名前が刻まれています。「なんだろう?」と気になって建物の入口へと回ってみると、そこは「NUKU」というエストニア国立の人形劇場でした。FERDINAND VEIKEは、この劇場の創立者だったのです。

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「NUKU」は、1952年に建設されたという歴史ある人形劇場。劇場のスペースと、ミュージアムのスペースがあって、劇場では日替りでいろんなプログラムを上映されているようです。この日は時間なかったのでミュージアムの方だけを見てみること。

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各年代事にパペットたちが分類されており、展示ボックスにはタッチパネルなども設置してあって、その人形のプロフィールを音や映像を交えて楽しく紹介しています。

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パペットたちの表情ひとつひとつが、とても個性的。作者の熱いこだわりを感じました。

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作品のテーマごとに分類された小部屋での展示は、ユニークな演出をしてあります。

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最上階には、劇場で活躍しているパペットたちを制作している工房もありました。人形づくりの道具や材料が魅力的。今の自分と違う人生を歩むとしたら、こんな工房で黙々と人形づくりに没頭する日々を過ごしてみたいな。

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正直な話、あまり期待していなかったのだけど、中に入ってみてびっくりするくらい充実した内容の展示でした。子どもだけでなく大人も充分に楽しめる内容。ガイドブックには紹介されてないけど(後で見返したら「劇場」の欄にだけ紹介されたました)、ここはミュージアムとしても、とてもおすすめのスポットです。〈続〉

★エストニア国立人形劇場 NUKU → http://www.nuku.ee/

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ニコラス聖堂の横道にある「リュヒケ・ヤルク通り」という階段を上っていくと、旧市街を一望できる高台があります。階段の途中では、陽気なおじさんがずっとギターを弾きながら歌をうたってました。

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タリン旧市街は、為政者や貴族たちが居を構えた「山の手」と、商人や職人、庶民たち暮らしていた「下町」とに分かれています。先程の広場があったのは下町の中心地。階段を上って丘の上にあるこの城壁を出た先の地区は「山の手」の"トームペア"と呼ばれていて、トームペア城や大聖堂など、時の権力を象徴する建物が並んでいます。

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大聖堂の外観。デンマーク人がこの地を占領してすぐに建設した、エストニア最古の教会なのだそうです。残念ながら教会内部は撮影できなかったのだけど、この大聖堂の内装や雰囲気は本当に素晴らしかった。中央の祭壇よりも、壁面いっぱいに無数に飾ってある紋章の、過剰な装飾に圧倒されます。聖人だけでなく、貴族やかつての富裕な職人・商人たちの墓石もたくさん刻まれている。遥か遠い時代に生きた人々の息吹が、今もかすかに漂っていそうな空間。古色に染まった木のベンチに座って、しばらく呆然と時を過ごしました。。

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こちらも有名な「アレクサンドル・ネフスキー聖堂」。ロシアに支配されていた時代を象徴する建物。トームペアに君臨するかのごとく、その中心にどっしりと存在感を放っています。ロシア側から見れば、アレクサンドル・ネフスキーはドイツ騎士団の侵攻を駆逐した歴史的な大英雄。カトリック=キリスト教世界の無際限な拡大を阻止したという意味でも、彼の偉業には大きな意味があると思う。しかし、エストニアの精神的支柱となる大聖堂やトームペア城を睨み監視するかのごとく、ここに正教会の聖堂があるのは、なんとも言えない違和感を感じてしまいます...。

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大聖堂の手前のコフトゥ通りを少し歩いた先に、旧市街を展望できる展望台がありました。ここから見渡した景色は、思わず感嘆の声を上げずにいられません! まさに絵のような美しさ。。

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素晴らしい景色なのだけど、この丘の上は冷たい風が吹きすさび、とにかく寒かった...。展望台広場にあった素敵なカフェテラスで、ちょっとひと休み。ここで飲んだホットワインに、体も気持ちもあったまりました。

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あまりにも寒いので帰ろうかと思ったのだけど、途中の脇道に心惹かれて、例によって当てもなく歩いて行ったら、その先にもうひとつ別の展望台を見つけることができました。こっちからの方が海まで見渡せて、先程の展望台以上にすばらしい景色を見ることできます。展望台に行かれる方は、ぜひ足を運んでみてください。

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北欧らしい控えめな青空と低く流れる雲、その下に立ち並ぶ赤い三角屋根のコントラストの美しさは、今回の旅の中で忘れられない思い出になりました。〈続〉

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日々のたわいもない出来事や旅の思い出を、気ままにつづっています。

【横山ひろあき】Hiroaki Yokoyama
グラフィックデザイナー&イラストレーター。1967年生まれ、鳥取県米子市出身。現在は東京都中野区に在住。

好きなもの:映画「ミツバチのささやき」、シュペルヴィエルの短篇、チェルリョーニスの絵画、ヴァージニア・アストレイの声、ラファエル前派、竹久夢二、坂口尚、猫、旅、酒。

http://www.jamsand.com

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