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21世紀美術館でのライブのあとは、一人で金沢の夜の街へと繰り出しました。

最初の一軒目は金沢おでんの大衆酒場「高砂」。ここは事前にチェック済。酒場好きには有名な店のようで、吉田類の酒場放浪記でも紹介されたそうです。地元でも大変な人気店のようで、店内はいつも満席。ただ長居しない客も多いので、私は運良くすぐにお店に入れました。

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私が陣取ったカウンター席はおでんの真ん前。この光景は酒飲みにはたまりませんね。。。(^-^)

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金沢おでんがどういうものかイマイチわかっていないのですが、おでんネタにはぱっと見でよくわからないものがいろいろ。バイ貝なんてのもありました。人気のネタのようで、このバイ貝の大きさにちょっとびっくり。

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もちろん西方面のおでんには、牛すじが欠かせませんね。鍋いっぱいの牛スジに見とれてしまいました。。。(^-^) カウンターで並んだ客同士との話もはずみ、明るい女将さんの対応も心地良くて、とても美味しい酒を楽しむことができました。少しつまんですぐ次の店に行くつもりが、結構たくさん食べてしまった。。また金沢に行くことあれば再訪したい。とても気に入ったお店。

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私が金沢へ行ったのは、21世紀美術館で開催された「粟津潔、マクリヒロゲル 1 美術が野を走る」の展示と、「高橋悠治×笹久保伸、青木大輔、Irma OSNO/秩父前衛派 パフォーマンス」を目撃するためでした。開演までのしばしの時間、期待に胸が高まります。。

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10月12日、18時15分。いよいよ開演。円形の展示会場のフロアには、不規則に張り巡らされたロープと石。そこに観客も演奏者もランダムに陣取ると、もはや観客という立場で傍観してるだけではいられないことを気付かされます。おもむろに笹久保伸さんのギターが鳴り響き、青木大輔さんが奏するサンポーニャの激しい音がからみつく。異世界へと誘われようなイルマさんのハイトーン・ヴォーカルが響き渡ると、会場は異様な熱気に包まれました。そして高橋悠治が姿を現わすと、会場内の空気の緊張感がさらに高まりました。ピアノの前に座った途端に前置きもなくいきなりの演奏。その一音一音の力強さに圧倒されます。。

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様々な音が折り重なって融合し、ぶつかりあい、もつれあって、収束しつつ広がっていく。会場内の私たちはその音の洪水に翻弄され、ずっと胸ぐらをつかまれて揺さぶられているような感覚。トータルで1時間ほどの演奏でしたが、終始張り詰めた緊張感のみなぎった、素晴らしいライブパフォーマンスでした。この日、この場所で、この瞬間に立ち会えて、本当に良かった。思い切って遠出した甲斐がありました。

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近江町〜尾張町〜主計町と歩いて、その先のひがし茶屋街へ。言わずと知れた観光スポットですが、やっぱり「いかにも金沢!」って風景も今回は見ておきたくって。

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にし茶屋街があんなだったので・・・(苦笑)、正直なところあまり期待してなかったのですが、ひがし茶屋街の景観は見事! もちろん新しく手入れしてる部分がたくさんあるのでしょうけど、今もこうして美しい景観を維持しているのは素晴らしいことだと思う。

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華やかな和服の人がいてくれると、いっそう景観を美しく引き立てますね。。(^-^)

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ひがし茶屋街には老舗の和菓子屋や工芸品を扱ってる店舗など、魅力的な店がいろいろ。その中の一軒、ひがしやま酒楽という酒屋さんでは石川の銘酒を一杯500円で飲めるカウンターがありました。もちろん、一杯だけでは止まりませんが。。

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アンティーク屋さんの素敵な看板。こういうものも不思議に調和してました。古いものを保存しただけの張りぼてのような街ではなく、新しいものや多様な文化と混ざり合ったりしながら、生きている街として受け継がれていくといいなって思います。

ひがし茶屋街を満喫したので、また元来た道を戻って香林坊方面へと歩きました。金沢は市街地を巡回するバスが頻繁に走っているのですが、歩いた方がいろんな発見もあって楽しいので。

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路地を歩いていて見かけた民家。窓枠などの形にモダンな様式が交じってて面白い。

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尾張町の一角にある「旧三田商店」。正面の装飾がなかなか立派。たまたま通りかかって写真撮っておきましたが、昭和初期建てられた西洋建築で、市の指定保存建造物に指定されているそうです。

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ふと軒先に庚申さんが。。奈良や京都の路地歩いてるとときどき見かけますが、金沢でもこの庚申さんを魔除けとする風習があるのでしょうかね?

香林坊まで戻ってきた頃は、さすがに歩き疲れたので一休み。実はこのとき右足を痛めていていて、歩くのに不自由していたのですが、結局この一日で3万歩近く歩いていました・・・(^^;) 楽しいことのためなら、人間って底知れない力が湧き出るものなんですね〜。

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今回は行けなかったけど、地元の方がオススメしてくれたお店。「魚焼 いたる」と「更科 藤井」。いつか必ず行ってみたい。

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21世紀美術館に着いた頃は、もうすっかり夕闇に包まれていました。三連休ということで、何か催しがあったのでしょう。21世紀美術館の広場には、大勢の家族と子供たちの姿。ライティングされた木工のオブジェが無造作に並んでいて、子供達がその上に乗っかって、歩き回って遊んでる光景が素敵でした。

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寺町から香林坊方面へのバスに乗って、有名な近江町市場へ。

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市場の手前部分は、ふつーな商店街とあんまり変わらない?って印象でしたが、奥へと歩き進めると威勢の良い声が響き渡り、活気ある鮮魚店がひしめくように軒を連ねていました。

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見るからに新鮮で美味しそうな魚介類がずらりと並びます。店先には飲食できるテーブルがあったりして心くすぐられます。。。でも私は先ほどいただいた「神楽」の美味しいラーメンにすっかり満足しきってたので、この日は何も食べず素通り。

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市場のあちこちで外国からの観光客がたくさん見かけたのが印象的でした。海外へ行ったらその国の「暮らし」を感じられる市場を、ちょっとだけ覗いてみたいと思う気持ちは万国共通なんでしょうね。。

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近江町から尾張町へと歩いていたら、とても感じの良さそうなお店を発見。「風和利」というお店。敷居の高い料亭か何かと思っていたのですが、後で調べてみたら串揚げの居酒屋さんなのだそうです。次回金沢行く時はここも行ってみなければ。。

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裏路地を気の向くまま適当に歩いてたら、いつか行こうと思っていた「泉鏡花記念館」の前へと辿り着きました。そして幸運なことに、この日は泉鏡花記念館開館15周年記念特別展「泉鏡花×山本タカト『草迷宮』」が開催中。山本タカト『草迷宮』の絵が素晴しく、しばし時間を忘れて、その耽美で妖艶な世界に浸りました。とても見応えある展示内容。館内で絵はがきも売ってましたが、それより案内チラシの出来映えが良かったのでそっちを友人へのお土産にしました。(^^;)

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記念館の人の話しだと、おそらくこの建物の場所が(聞き間違いでなければ...)鏡花の住んでいた家だったとか。「泉鏡花記念館」自体は想像してたよりもこじんまりしてましたが、この地に泉鏡花の生家があったのだと思うととても感慨深いです。鏡花の世界に愛着持つ一人として、ここに立つと特別な想いが込み上げてきました。。

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泉鏡花記念館のすぐ向かいにある久保市乙剣宮。勇ましい外削ぎの千木が印象的。

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久保市乙剣宮の境内の脇を入って行くと、主計町へと抜ける「暗がり坂」に通じています。「暗がり坂」って言葉の響きが、謎めいた情緒あって素敵ですよね。。

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主計町は老舗の料亭や旅館、町屋を改修したカフェ等が建ち並ぶエリア。夜になると茶屋街らしく華やぐのだと思いますが、この時間は観光客も少なくてちょっと寂しい感じ。でも静かな風情があって私はとても気に入りました。この辺りはまた今度ゆっくり歩いてみたい。

次に向かったのは、寺町1丁目にある中華そばの店「神楽」。ここに行くことが、今回の旅で一番楽しみにしてたことのひとつでした。

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「神楽」は天然食材にこだわったラーメン屋さん。口コミでの評判が非常に高く、地元で人気のお店。実は、このお店を営んでいるのは、ふとしたご縁で知り合えた友人なのです(実際にお会いするのは初めて)。わくわくしながらお店の扉を開くと、店内に立ちこめる美味しい匂いに期待が更に高まりました。。ラーメン屋さんというよりは、フレンチレストランの厨房に立ってるようなキリッとした佇まいの店主さん。お店のスタッフたちはテキパキと無駄のない動きで忙しく立ち回っています。そしてきっとあの人がそうなんだろうなぁ・・・と思いつつも、お仕事の邪魔をしてはいけないとお声かけは我慢ガマン。。(^^;) 私がお店ついた時点では4〜5人の待ち状態でしたが、その直後からひっきりなしにお客さんがやってきて、あっという間に行列! メニューを見るとどれも美味しそうですごく悩みましたが、結局「一番人気」と書いてあった「神楽ラーメン」を注文。

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そして出てきたのがこの中華そば! もう見ただけで美味しいことは間違いありませんね。。手作り麺の食感が素晴しく、そして天然素材にこだわったスープが秀逸。出汁の旨味のパンチがあるけど、後味はとてもあっさり。つい笑みがこぼれてしまうほど旨いです。麺もスープもワンタンも味玉も支那チクもすべてがおいしいのですが、何よりこの2種チャーシューの旨さにやられました。。なんとも贅沢な味わい深い逸品。このチャーシューに出会えただけで、金沢へ来て良かった! と思ってしまったほど。。

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ジューシーな「釜焼きチャーシュー」と、まるで鴨肉のような味わいの「真空調理チャーシュー」。どちらも甲乙つけがたい旨さですが、あえて自分の好みで選べば、釜焼きチャーシューかな。次に行く機会あれば「Wチャーシュー(各2枚入り)」を注文する予定。。(^-^)

はじめて会う友人に、帰り際にちょこっとご挨拶。想像してた通りの優しい笑顔。芯のしっかりした素敵な方でした。仕事中でしたのでちょっとしかお話しできなかったけど、お会いできてよかったです♪

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日々のたわいもない出来事や旅の思い出を、気ままにつづっています。

【横山ひろあき】Hiroaki Yokoyama
グラフィックデザイナー&イラストレーター。1967年生まれ、鳥取県米子市出身。現在は東京都中野区に在住。

好きなもの:映画「ミツバチのささやき」、シュペルヴィエルの短篇、チェルリョーニスの絵画、ヴァージニア・アストレイの声、ラファエル前派、竹久夢二、坂口尚、猫、旅、酒。

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