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エンリコの鍵

ある時突然、物語を作ってみたくなって、「エンリコの鍵」というタイトルで数枚のイメージ画を描いたことがありました。何の役にも立たない大きな鍵を持った女の子が、その鍵の意味を問いながら旅をする話でした。その時はすごく面白いものになりそうな気がして、一人で盛り上がっていたのですが(笑)、だんだん陳腐なものに思えてきたので続きを描くのはやめてしまいました。

でも興味を持ってくれる人がときどきいて、ギャラリーの絵を見て「これは何の話ですか? 本になっていますか?」と聞いてくださったりします。Myspace経由で、海外の方が問い合わせてくれたときはうれしかったです。続きを書こうかと考えることもあるのですが、残念ながら私には物語をつくる才能はなさそうです・・・。誰か代わりに物語を考えてくれないでしょうか?


屋根づたいの景色

TVアニメーション「母をたずねて三千里」の一場面からのスケッチ。
舞台はジェノヴァということでした。こういう風景に憧れます。


帰郷

夢二や大正期の抒情画家の絵に影響受けてた頃に、なんとなく描いてみた習作です。一晩でざっと描いたものでしたが、見てくれた人からの評判は良かったです。そのうち作品に仕上げようと思っていたのですが、その後自分の関心が抒情画風なものからちょっと変わってしまったので、結局そのままになってしまいました。
「帰郷」というタイトルでした。
 
同じ時期に描いたスケッチ。(※クリックすると大きく表示されます)

 


花売り

ラフに描いた下絵ですが、自分ではなんとなく気に入ってる一枚です。この絵は、友人から依頼されて描いたものでした。大学時代、友人がアルバイトをしていた小さなレストランがあって、そのお店にプレゼントとして贈りたいということで、「そういうことなら」と、私も意気込んで描いたのを覚えています。
「地中海」のイメージで、あとは好きに描いていいと言ってくれたのですが、そのリクエストが私には難しくって(私自身が「地中海」って雰囲気からあまりに遠い人間なので・笑)、旅行ガイドとかの写真を見たり、いろいろラフスケッチを起こしたりして、なんとかイメージを固めていきました。

で、最終的に仕上がったのが↓こんな絵です。「花売り」というタイトル。

描いてる途中でいろいろ迷いが出て、当初のラフスケッチから少しイメージが変わってしまいました。「地中海」のイメージに、ちょっとこだわりすぎた気がします。でもそのお店の方には喜んでいただけたようで、それからずっと大事に飾ってくれてたそうです。もうずいぶん長いことそのお店に行ってないので、その後どうなってるのか私は知らないのですが。

吉祥寺の「ダメオ・パタカ」というお店です。とても美味しいお店ですので、お近くの方ぜひ行ってみてください。そして今もお店に飾ってくれてるかどうか、後でこっそり教えてください。。。


ラプンツェル

この絵はもう20年くらい前、私が大学2年生の時に描いたものです。展覧会の時に一回出しただけで、その後一度も表に出さなかったので、私の古い友人達もたぶん見覚えないと思います。あまりに出来が悪かったのでその後ちょっとづつ手を入れてみたのですが、結局完成しなかった絵です。ひさしぶりに見返してみたら、まぁ若い頃の絵なんだからまぁいいかって気になったので、アップしてみます。

言わずと知れたグリム童話の「ラプンツェル」を題材にした絵です。この頃は「グリム童話」と「ラファエル前派」に、自分の興味が集中してました。バーン・ジョーンズやジョン・エヴァレット・ミレー、ウォーターハウスなんかの影響を受けまくってました。この頃の絵の方が良かったって言ってくれる人も、私の周りにいます。いつかまとまった時間をつくって、グリム童話シリーズを描いてみたいって考えがあるのですが。いつになるやら。

ちなみに「ラプンツェル」の話ですが、改稿を重ねた版の「グリム童話集」(第7版が完成形と言われてます)では、王子との密会がバレてしまういきさつが、魔女を髪の毛で持ち上げる時、「王子よりも重い」とラプンツェルがうっかり口を滑られせてしまったからとなっています。しかし初版ではもうちょっと艶かしい内容で、「私の服が小さくなって着られなくなったのはどうして?」と、ラプンツェルが妖精にしゃべってしまうことで、王子との情事が発覚するのです。つまり子供ができてお腹が大きくなった、ということです。グリム兄弟が昔話として採集する以前に、民衆の間で広まっていた元の「ラプンツェル」では、更に艶っぽいことが語られていたようです。ラプンツェルと王子との情事がどんなだったか想像すると、魅力的なヴィジュアルのイマジネーションが膨らみませんか?


どこか遠くへ

昔のスケッチブックから、作品にはならなかったラフスケッチ。これは坂口尚さんの「野の花」という作品からイメージしたものです。予備校に通う一人の少女が、ある日ふと家を出てしまい、知らない土地の駅にぶらりと降り立つ話です。広い平原に一人腰を下ろし、もはや何の意味も持たない「時刻表」を放り投げて、少女はこんな風につぶやきます・・・

「もう半日も人に会いません。こんな時間があることがたまらなく嬉しいヨ・・・」

学校や会社に通う朝、いつものように家を出てから、ふと、違うバスや電車を乗り継いで、このままどこか遠いところに行ってしまいたい・・・って、思ったことがある人は少なくないのではないでしょうか。 私は思春期の頃とか、いつもそんなことばかり考えていました。勇気がなかったから、家出とかはしなかったけれど。今でもときどきそんな当時の想いが込み上げてきて、ぶらりと遠くに行ってみたい気持ちになることがあります。


民族衣装のスケッチ

『世界の祭り&衣装』(グラフィック社・1983年)という本が、高校生の頃からのお気に入りの本でした。写真の人物や衣装がとても美しい本です。これらはその写真からスケッチを起したもの。左はオランダの伝統的な民族衣装。右がスロヴァキア地方の祭りの民族衣装。1993年頃のスケッチ。


 
 

これも同じ本からのスケッチ。

ドイツ、ディンケルスピュールの子供祭の写真から。ワッペン売りの少女なんだそうです。実際の写真はいかにもドイツ人らしい顔だちでしたが、あまりかわいくなかったので、ちょっと変えてしまいました。

思えば、こういう本を見たりしながら想像をふくらませていたことが、自分の創作の原点にある気がします。
 
 
 


雨あがり

何かのついでにさらっと描いたものなのですが、自分では結構気に入ってしまって、しばらく机の上に飾ったりしてました。そういうこと、滅多にないのですが。


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